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古民家のリフォーム済み物件のメリットとデメリット

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古民家暮らしを考えている方で、今、古民家を持っていない方は、そのほとんどの方がインターネットで古民家の不動産情報を探していらっしゃると思います。その中で、たまにリフォーム済み物件を見かけることがあります。ここでは、リフォーム済み物件のメリットとデメリットを詳しく解説し、それぞれの特性を理解することで、古民家購入に向けて、あなたにとって最適な古民家選びの参考にしていただければと思います。

 

古民家のリフォーム済物件のメリット

明治時代の古民家の2階をリフォーム

 

では、まずはじめにリフォーム済物件の主要なメリットを挙げてみましょう。

 

1. 即入居可能なものが多い

リフォーム済みの古民家は引き渡し後に工事を必要としないので、すぐに入居できる状態になっているものが多いです。引っ越しの準備が整っている方や、急いで新しい住居を必要とする方にとって大きな利点です。

 

2. 初期費用の明確化させやすい

リフォーム費用がすでに物件価格に含まれているため、初期費用の見通しが立てやすいです。追加のリフォーム費用を計算する必要がないため、予算計画が立てやすくなります。

 

3. 安全性と快適性の確保しているものもある

リフォーム済み物件の中には、古民家を現代の安全基準に従って改修し、耐震性や断熱性が向上しているものがあります。これらの工事がきちんと行われている物件は、購入を前向きに検討すべきです。特に、図面や構造検討の資料の有無が重要です。また、水道の配管や電気配線が全面的にリニューアルされているかどうかも、安全性と快適性に寄与するため、これらの工事の有無もチェックしましょう。

 

4. 手間の削減

リフォームや大規模リノベーション工事の手間を省くことができるため、住み始めるまでの時間を大幅に節約できます。これにより家を見つけて、住み始めるまでに数ヶ月以上の時間がかかるというストレスの軽減が図れます。

 

古民家のリフォーム済物件のデメリット

一方で、リフォーム済み物件にはいくつかのデメリットも存在します。以下にその主要な点を挙げます。

1. 自分好みの改装が難しい

リフォームがすでに完了しているため、自分の好みになっていないところがある場合が大なり小なり存在します。また、新しくなっていることで、思い切って撤去して改装することを決断するのがちょっと難しくなります。細部にこだわりたい方や、自分でカスタマイズしたい方には不向きです。

 

2. 質のばらつき

リフォームの質にはばらつきがあります。特に見た目だけを重視した安価なリフォームが施されている場合、住み心地や耐久性に問題があることがあります。安価なビニールクロスやプリント合板などが使用されていることが多く、古民家本来の風合いが失われることがあります。

特に心配なのは、柱、梁、床下地などの構造部分が痛んでいるにも関わらず、内装を綺麗にすることだけに注力していてそれら傷んだところが修理されていない場合、それらを表面上がきれいになっているのでそれらを住みながら見つけるのが難しくなるところです。

 

3. コストパフォーマンスの低下

リフォーム済み物件は、リフォーム費用が販売代金に上乗せされているため、未リフォーム物件と比較すると割高になります。同様のリフォームをするのであれば、自分でリフォームを行う方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。但し、竣工までに打ち合わせや工事に時間はかかります。

 

4. 希少性

あくまでも、販売価格を少しでも高止まりすることに主眼を置いたリフォームになっていることが多いので動線の改善や、断熱気密など内見などの滞在時間では体感できないようなことについては工事がされていないことがほとんどです。それゆえ。質の高いリフォーム済み物件は希少で、なかなか市場に出回りません。内装材についても無垢材や自然素材を使用したリフォーム物件は非常に限られています。

 

リフォーム未使用物件と使用物件の比較

リフォーム済み物件の中には、未使用のものと、リフォームして住んでいたものがあります。以下にその違いと選び方のポイントを説明します。

 

リフォーム未使用物件

これらの物件は、内見時の見栄えを良くして、販売価格を少しでも高くしようとしている場合が多く、コスト重視のため、安価な素材が使用されることが多いです。ビニールクロスやプリント合板などの石油系素材は、経年劣化が早く、見た目に影響します。

 

また、内部の傷みや断熱、インフラの入れ替えなどもしていない場合が多いです。急いで住む必要がある場合や予算が限られている場合は、こちらを選ぶことが多いですが、不便なところや不具合が出てくる可能性が高く、住み始めてから工事が発生する可能性があります。

 

過去にリフォームして住んでいた物件

これらの物件は、前オーナーが自分で住むことを前提に工事をしていることが多く、非常にこだわった仕上げになっていることが多いです。また、古民家との親和性の高い無垢材や自然素材を使用してリフォームされていることが多く、古民家好きの方であれば満足度が高い物件が多いのも特徴です。

 

ただし、希少性が高く、市場に出回ることが少ないため、探すのに時間がかかることがあります。また、リフォームされた時期も重要です。昭和後半のリフォームでは安価な素材が多用されていることが多いですが、平成後半以降のリフォーム物件は質の高いものが多い傾向にあります。

 

まとめ

リフォーム済み物件には、即入居可能であることや初期費用が明確であることなど、多くのメリットがあります。しかし、自分好みの改装が難しいことや、リフォームの質にばらつきがあることも事実です。古民家のリフォーム済み物件を購入する際は、これらのポイントをしっかりと理解し、自分にとって最適な選択をしてください。古民家暮らしを楽しむためには、慎重な情報収集と計画が不可欠です。

 

理想の古民家を見つけるには根気が必要です。不動産と縁談は「探しても見つからないこともあるが、探さないと出会わない」ものです。粘り強く探し続けることで、思いがけない素晴らしい出会いがあるかもしれません。

 

最後に、これまでに20年以上古民家再生に取り組んでいる工務店としてのアドバイスです。リフォーム済みで見た目が綺麗になっていても、内部がどうなっているかわからないことが多いのが古民家なので、もしも建物の劣化やメンテナンスなどに不安を感じているのであれば、古民家再生を得意としている工務店さんに相談されることを検討してください。

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