東大阪・奈良で工務店による古民家再生・リノベーション、注文住宅の専門店

古民家モデルハウス|石切ヴィレッジ

 

古民家モデルハウス、石切ヴィレッジで、古民家再生を体験!

大阪と奈良の県境にある生駒山の麓の町、石切。こちらで代々庄屋をされていたご家族の築260年を再生した古民家、築90年の離れ、築50年のハウスメーカー製プレファブなどがある500坪のスペースを、輝建設が2011年に改装しオープンさせたのが「石切ヴィレッジ」です。古民家再生の「モデルハウス」「事務所」としてだけではなく、「イベントスペース」の役割を兼ね備えています。

 

ここでくらしに関わる様々な催しや教室も開いています(レギュラーイベント紹介はこちら)。自由にご見学いただけますのでお気軽にお電話ください(日曜日はアテンドの都合上一週間前までにご予約ください)。

 

母屋は、築260年の古民家再生したモデルハウス

詳細な築年数は不明。江戸時代中期ごろの建物だと推定されています。とんがった大和棟、田の字4間に通り土間のおくどさんという典型的な河内の民家住宅。おくどさんで使われている一本の柱にまつわる逸話として、「いまから400年前ぐらい前、石切のとなり「日下」地域にあった旧民家の解体時にもらってきた」というものがある。その解体された家で、大坂夏の陣のときに東軍が西軍の武将たちの首見聞をしたという話があります。

 

母屋にはイギリス製薪ストーブとカナダ製薪ストーブを設置しています。気密が悪いのでなかなか暖まりません。どうして暖かくならないのかはわかっていますが、お客様と一緒で古民家再生の場合、予算配分が難しいので寒くない民家にするための工事は次回、手を入れる時のテーマとしています。(どうすれば古民家が暖かくなるかはこちら→輝建設|古民家再生3つのヒント)。

 

床材は、栗、ヒノキ節なし、ヒノキ節あり、杉節あり、赤松節なし、赤松節ありなど実際にみていただけるようにいろんな種類の床板を貼り揃えています。また、中塗仕上げ、薩摩中霧島壁、珪藻土などいろんな内装仕上げも行っていますので実際にご覧いただけます。個人的なオススメは松ですが、人気が高いのは栗です。が、コストパフォーマンスに優れる杉が採用率ナンバーワンです!

 

こちらはほぼ同じところからとった工事前の写真です。窓の上の天井板をとってやって、土壁の中塗仕上げをやりかえてフローリングを一部貼った内装のやり直しだけです。民家らしい仕上げでまたしばらくここでの生活が楽しくなるような内装に仕上がりました。

 

造作キッチンはオリジナル。ドイツの金物とヒノキ修正板のテルキッチン

こちらは当社でもう20年近くつくっている造作キッチン、テルキッチン。ドイツやオーストリアのキッチン金物をつかって、ヒノキ集成板を使用したキッチンです。キッチンメーカーさんのツルツル面材仕上げが無垢材の木の家の雰囲気に負けてしまうことが多いのでこのような造作キッチンを製作しています。

 

現場で組み立てはしますが、大工さんによる現場製作ではなく、工場での機械をつかってカットします。また箱の組み立ては金物でジョイントしますので工業製品としての直角がでるように作られます。面材なども、ヒノキの集成材など小口をテープなどで覆うものを使用していませんので、水気がとんでも剥がれたりしません。

 

そのほか、壁付け、アイランドなどいろんな形状、高さやコンロなど器具などみなさまのご希望をお聞きしながら、これまでの経験を踏まえてアドバイスさせてもらいながら工事をさせていただいています。

 

ちなみに古民家再生のリノベーション前はこんな感じでした。クッションフロアにビニールクロスの大壁仕上げ。昭和の時代によくあった仕上げです。古民家はやっぱり、柱や梁を隠さない仕上げで家具類は木製するのが一番似合っていると思えてきませんか。

 

2016年に国登録有形文化財に指定されました

 

 

2016年には、なんどかの調査を経て国登録有形文化財に指定されました。国指定文化財データベースにも登録されています。

https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails.asp

 

事務所棟はパナホームさんの第一号モデルをリノベーション

築55年になるプレハブ住宅は「松下一号型住宅」。松下電工さん(現パナソニックホームズさん)が一番初めに手がけた住宅です。当社にて2011年にリノベを行ないました。現在、パナソニックホームズさんのカタログに当社事務所の写真が掲載されています。

 

写真撮影時に担当者の方からお聞かせいただいたお話に、松下幸之助翁はもともと窓を鋼製でいきたかったらしいです。しかし、当時はまだ現在のようなサッシュメーカーがなくて、現場担当者がどうしたものかと思い、鋼製の窓をつくっていた関西の電鉄会社に相談したが断られたとのこと。で、木製建具になったという経緯があるらしいのですが、鋼製だったら錆びていまは使い物担っていた可能性が高いです。いまもとくに問題なくつかっています。水に濡れることがなければ、あなどれない木製建具の耐久年数!

 

 

リノベーション工事前の松下1号型住宅。このときで築40年過ぎています。オリジナルの外壁塗装の配色がまあまコントラスト強いですよね。

 

事務所は、もともと3部屋に区切られていたものを、大きな一つの部屋にしています。また壁、床、天井は断熱工事を施しました。天井高は2m20cmぐらいで高くないのですが、事務所にありがちな大きな蛍光灯にせずにボール電球にすることでスッキリとした天井で広く見せています。

 

この建物にも薪ストーブ(アメリカ製バーモンドキャスティング社製)を設置しています。また木製建具の内側にインナーサッシを取り付けしています(一部)。机は前の事務所からのもので、 杉のJパネル製。もうすぐ20年選手です。

 

大正末年につくられた離れ

残された棟札によると大正末年(1925年)棟上げ。来社されたとある大学の先生の話をきくと、日本全国に離れが建てられてお客さんを迎えるようになったのは明治から大正にかけてのことらしいです。明治政府による鹿鳴館建設が、ゲストを迎えるための建物というものに一般に広めたらしい。縁側のガラスが波打っており、まだ日本で現在のようなフロート法による製造ができなかったことを表しています。

 

京都府大山崎にある、昭和3年(1925年)と同じ頃に竣工した聴竹居(藤井厚二設計による自邸)の窓ガラスはすべて波打っておらず、ドイツからすべて輸入されたものだそうです(いまも竣工時のガラスのままだそうです)。

縁側と建具だけでなく、障子と相まって、夜は照明を灯すととてもいい雰囲気になります。

 

設備・間取り紹介

石切ヴィレッジ見取り図

 

石切ヴィレッジ、古民家再生リノベーションのまとめ

ー築260年の古民家を中心に敷地内にある7つの古い建物をうまくつかうー

◆母屋(築260年・古民家)

  • 昭和30年代の内装工事で張られた、新建材の合板、ビニールクロスなどをすべて撤去。
  • ヒノキとドイツ製キッチン金物をつかって作成した、当社オリジナルのテルキッチンを導入。
  • 屋内のシックイ塗りの土壁は、汚れていた仕上げをとり、中塗り補修を仕上げとした。
  • イギリス製のオーブン付き薪ストーブをキッチンに設置。
  • カナダ製の薪ストーブを縁側に設置。
  • 既存格子戸にアクリルを埋め込み、冬場のすきま風対策をほどこした。
  • 塗装工事は、昔ながらのベンガラをつかって行なった。
  • 床組をやり替えた際に床下に5センチ厚の断熱材(フェノバボード)を導入。


◆事務所棟(築50年・某大手ハウスメーカー製プレファブ)

  • 母屋とつづく廊下のビニールクロス壁の上から、九州の火山灰をつかったシックイ(薩摩中霧島壁)を施工。
  • 当時の洗面台をそのまま使用。
  • 屋根、壁、天井裏には、新築の長期優良住宅に求められるものと同じ規定で断熱材を充填。
  • 新建材の内装だったものをすべて、内装は床、壁、天井に杉材を使用
    (一部壁、スイス漆喰、カルクウォール)。
  • 屋根はやり替えた際に、熱取得率の低い銀色のガルバリウム鋼板に。
  • 同じく外壁は、白く塗装。
  • アメリカ製薪ストーブを設置。


◆離れ

  • 床組の補強を行なった際に、30mm厚の杉フローリングに。下には2センチ厚の断熱材(スタイロフォーム2種)
    を導入。


◆その他

  • 駐車場の舗装は、アスファルトやコンクリートとせず、海水から取ったマグネシウム(マグナチュラル)と土、
    藁を混ぜたものを使用。
    ※蒸散効果があるため、コンクリートに比べて夏季に表面温度があがりにくい。
  • かつての大阪市の路面電車の軌道の敷石を庭の踏み石に再利用。
  • 井戸水は庭の散水、車の洗浄などに使用。
  • 現場ででた木質ゴミは薪ストーブの燃料として利用。社屋内に3機の薪ストーブを設置し、冬の暖房は薪ストーブで
    まかなっている。
  • 床の無垢材を踏み比べ目的で、栗、無節ヒノキ、杉、赤松(節あり、節なし)などを各所にて張り分けて設置。

 

借りる

 

石切ヴィレッジはイベント・ギャラリースペースとして、貸し出しも行っています(有料)。

音楽イベントやお料理教室、ワークショップ等、様々な用途でご使用頂けますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

イベント開催情報

 

 

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