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土地探しや建築資材のこと、構造や工法のこと、依頼するときに用意しないといけないこと、受け継いだものの残し方や処分の仕方、空調や水回りなど設備のこと、古材の良し悪しなどなど、なかなかネット検索だけでは見つけにくい、リアルな情報をプロの工務店としてフラットにお届けしています。
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事前調査や、解体などを経て昔ながらの構造を無視した改修がなされていたことが判明した場合、基本的にもとの構造へ戻しつつ、改修を行うよう心がけています。その際は大抵の場合、スケルトンにしないと根本的な処置はできません。大規模な改修工事の前には、床下に潜ったり、小屋裏にあがってシロアリの被害や雨漏りなどで構造が傷んでいるかどうかを調べて見積もりに反映させます。
足元が長年の間の補修で、部分部分の補修で床が地面に落ちないようになっているだけで家ができたときのような仕口になっていないものがほとんどの古民家で見られます。シロアリや腐れなどで床組みの遣り替えが発生した時に、根本的な処置をせずに床をもどした工事を非常に多くの民家の床下でみます。大引が柱にさせないので柱の手前で受けてやっています。通常の状況では床は落ちませんが、地震でゆれたときに足元が固められていないので、柱の足元が自由に動いてしまいます。
ある程度スケルトンにした上で脚固めの準備などをしながら、ジャッキやチェーンブロックなどを使い、柱や梁など傾いているものは全体のバランスをみながら、極力まっすぐになるように器具を使いながら工事を進めていきます。必要であれば家をコンピュータ制御のジャッキなどをつかって持ち上げて基礎工事なども行います。