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京都の民家の古建具を大阪で再利用して新築します

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輝建設のコハラです。

 

昨日は新築工事着工間近のお客さんと打ち合わせでした。

 

京都にあった以前お住まいだった家の欄間や建具を新築のおうちに再利用する予定です。

 

本間(ほんげん)と三六間(さぶろくま)という2種類の基本寸法があります

 

もともとのお家は、築年数の古い民家で、本間(ほんげん)といわれるモジュール(基準寸法。柱の芯から芯までの距離)で建てられていました。

 

今回、弊社で新築するお家は三六間(さぶろくま)といわれるモジュールになります。最近の新築のモジュールは三六間に準拠しています。ベニヤ板や石膏ボードなど住宅の基本材料がこのモジュールに合わせて、910mm*1820mmで作られています。これに合わせて新築の設計、工事をするのが経済効率がいいとされています。

 

ちなみ、本間と三六間では畳の寸法がが下記の様に違います。

 

  • 本間 3尺1寸5分*6尺3寸=954,5mm*1909mm
  • 三六間 3尺*6尺=909mm*1818mm
  • 本間と三六間では、一間(いっけん。畳の長編方向の長さ)の差が9cm(3寸)あります
  • 一尺=303mm 一寸=30.3mm

 

この基本長さを意識しておくことは古建具利用のとき、超重要です。

 

 

京都市内の北部にあったお家だったので、近江八景の欄間でした。これは近江富士で知られる三上山だそうです。

 

 

こちらの木製建具も以前のお家のものです。10年以上前に大規模改修された時につくられた杉の板戸。新しいお家で再登板です。

 

 

古建具の今の暮らしに合わせて、高さを調整する

上の木製建具も以前の建物の本間にあわせてつくられています。本間と三六間の古建具では、同じ一間用でも幅が違いますから、新しい三六間の建物のどこにいれるのか、お客さんのご意見をヒアリングしながら検討させていただきました。

 

本間、三六間とかいろいろ幅が違うとか書きましたが、古建具の高さはほとんどが1730mm=5尺7寸だということも知っておくと便利かもしれません

 

この1730mm(5尺7寸)という数字は、敷居と鴨居の間の高さ(内法・うちのり)に合わせています。

 

1730mmだと今の日本に住んでいる人だと頭を打つ方も結構いらっしゃるので、当社のお客さまでは1800mmぐらいまで高さを上げることが多いです。

 

 

写真は今年、引き渡しした古民家再生の竣工写真です。もともとあった木製建具の下部に木材をかまして少し高くしています(職人さんとはゲタを履かすといっています)。

 

本来の和室の内法は1730mmがベースとなるので、建具を高くするために内法高さをあげるのは雰囲気が変わるという方もいらっしゃるので、古建具にゲタをはかせる場合はそのあたりも要検討です!

 

ゲタ部分、アップにするとこんな感じです。経年変化に合わせて少し塗装してやることが多いですが、もともと塗装していなくて日焼けだけで色が変わっている材はなかなか全く同じ色にするのは難しいです。

 

古建具の利用はいろいろ好みの分かれるところですが、お好きな方は積極的に検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

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今回もご精読ありがとうございました。

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