べニヤ板とは?種類・厚み・価格の違いを解説|内装仕上げ実例【写真30枚以上】

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Date : Dec 10th Wed, 2025
最近、コスパも高くて、なんとなくウッディな雰囲気の内装やDIY素材として人気の「ベニヤ板」。
ホームセンターでもよく見かけるけれど、実際にはどんな種類があるのか、どれを選べばいいのか、意外と分かりにくいですよね。
「ベニヤ板って合板とは違うの?」「厚みはどれがいい?」「おしゃれな使い方ってある?」
そんな疑問にお応えするために、この記事ではベニヤ板の基本から種類の違い、厚み・価格の目安までをわかりやすく解説しています。
さらに、実際の内装仕上げに使った施工写真を30枚以上掲載し、リアルな活用シーンをご紹介します。
DIY初心者の方も、リフォームを検討中の方も、この記事を読めばきっと「ベニヤ板って、こんなに使えるんだ!」と思っていただけるはず。
素材選びのヒントに、ぜひ最後までご覧ください。
ベニヤ板の基礎知識
ベニヤ板とは?基本的な特徴と用途

「ベニヤ板ってよく聞くけど、実際どんなもの?」と思っている方、意外と多いのでは?実はベニヤ板は、木材を薄くスライスしたシートを重ねて作った板のことなんです。昔ながらの建築から、最近のDIYまで幅広く使われています。
特徴はなんといっても“軽くて扱いやすい”こと。加えて、木目が美しくて見た目にもナチュラル。住宅の内装や造作家具など、見せる素材としても人気なんですよ。
用途も実に多彩で、壁・天井の下地、家具の表面材、収納棚の背板までいろんな場所で大活躍。コストを抑えつつも木の温もりを感じたい、というときには特におすすめです。
DIYブームの影響もあり、最近ではホームセンターで手軽に買えるようになりました。サイズも豊富でカットサービスがあるお店も増えていて、初心者でも気軽に挑戦できるのも嬉しいポイント。
ちなみに「ベニヤ板」と一口に言っても、実はいろんな種類があります。ここからは、ベニヤ板の種類や厚み、合板との違いなど、もう少し深く掘り下げていきますね。
合板との違いは?ベニヤと合板の使い分け

「あれ?ベニヤって合板じゃないの?」と思ったあなた、大正解…ですがちょっと違います。実は“ベニヤ”という言葉、日常では合板全体を指して使われることもあるんです。ちょっとややこしいですよね。
正確には、ベニヤとは“単板(薄い木の板)”のこと。その単板を複数枚重ねて接着したものが合板(=プライウッド)です。つまりベニヤは、合板を作るための素材ってわけです。
ただ、現場やホームセンターでは「ラワンベニヤ」「シナベニヤ」といった名前で販売されていて、実際は合板として扱われていることがほとんど。なので「ベニヤ=合板」という理解でも実用上はOK。
使い分けとしては、下地材にはラワンベニヤ、仕上げにはシナベニヤや杉ベニヤなど、見た目がきれいなものを選ぶのが基本です。用途に合った選び方をすれば、失敗しにくいですよ。
「どれがベニヤで、どれが合板なの?」と悩んだときは、ホームセンターのスタッフさんや工務店に聞いてみるのもアリです。プロの視点で最適なアドバイスがもらえるかも。
ベニヤ板の種類一覧とそれぞれの特徴

ベニヤ板には実はいろんな種類があり、見た目や質感、加工のしやすさが大きく変わります。代表的なのは「ラワン」「シナ」「杉」「桧」など。ホームセンターでもよく見かけるラインナップです。

ラワンベニヤは価格が手頃で下地材として万能。塗装をすれば
一方、家具や内装の仕上げに使うなら、表面がきれいなシナベニヤが人気です。優しい色味なので、ナチュラルテイストの部屋づくりにぴったり。
杉ベニヤや桧ベニヤは、木の香りや節の表情が楽しめるのが魅力。自然素材の雰囲気をしっかり出したい場合に選ばれます。和風にも北欧風にも合わせやすい素材なんですよ。
またオークやウォールナットなど、高級感のある突板(つきいた)仕上げのベニヤ板もあります。こちらは家具づくりや造作棚に使うと、一気に質感がアップして見栄えが良くなります。
種類が多くて悩む……という方は、「どこに使うか」「どんな雰囲気にしたいか」を基準にすると選びやすくなりますよ。
ベニヤ板の厚みと選び方のポイント
ベニヤ板の厚みは、2.5mm・4mm・5.5mm・9mm・12mm・15mmなど、かなり幅広くあります。用途によって適した厚みが異なるので、ここはしっかり押さえておきたいポイントです。
例えば、壁や天井の「仕上げ材」として使うなら4mm〜5.5mmあたりが一般的。薄めのタイプは軽くて扱いやすく、見た目もスッキリまとまります。
一方で、棚板やカウンターなど、強度が必要な部分には12mm以上の厚みがあると安心。薄い板だと反りやたわみが出てしまうことがあるんです。
「厚ければ厚いほど丈夫でしょ?」と思われがちですが、厚みが増すほど重さも増えるので、施工のしやすさや用途とのバランスも大事。実際に持ってみると違いがよく分かります。
迷ったときは、仕上げ用なら薄め、構造に関わるなら厚めという考え方でほぼ間違いありません。
ベニヤ板の価格帯と購入先の違い(ホームセンター・専門店)
ベニヤ板の価格は、種類・厚み・サイズ・品質によってかなり幅があります。ホームセンターでよく見るラワンベニヤなら、薄いタイプで1,000円以下から手に入ることもあります。
シナベニヤや杉ベニヤなど仕上げ用の素材は、1,500~4,000円前後が一般的。木目の美しさやグレードによって価格が変わります。
ホームセンターのメリットは、その場で現物を見られること。節の出方や色味の違いが大きい素材もあるので、確認しながら選べるのは大きな安心ポイントです。カットサービスもあるのでDIYにも便利。
一方、建材専門店では高品質な突板タイプや、種類の豊富な合板が揃っているのが魅力。プロ仕様の素材を探している人は、専門店のほうが満足度が高いケースもあります。
どちらで買うか迷ったら、手軽さ重視ならホームセンター、こだわりたいなら専門店という選び方がおすすめです。
ベニヤ板の選び方と活用ポイント

用途別に見るおすすめのベニヤ板の種類と厚み
ベニヤ板を選ぶときに一番大事なのは「どこに使うか」をはっきりさせること。用途が違えば、選ぶ種類も厚みもまったく変わってきます。とりあえず買ってみた…では失敗することも。
たとえば、壁や天井の仕上げ材として使うなら、薄いベニヤ(4mm〜5.5mm厚)が人気。無垢板だと予算が厳しい時でも、材料、施工費ともに面積あたりの値段を抑えられます。ベニヤ板の仕上げは軽くて施工しやすく、思った以上に見た目もきれいなので、ウッディな雰囲気づくりにぴったりです。
ただし、後々に釘などを効かせるつもりであれば、厚さ12mm以上のものを施工しておくのが無難です。
家具や棚板など、ある程度の強度が必要な部分には、厚めの12mm〜24mmのベニヤ板がよく使われます。特にラワンのベニヤ板、杉や松などの針葉樹合板は手に入れやすい上、加工性も高く、塗装やステインとの相性も良いですよ。
では、ここでベニヤ板の種類を紹介してみましょう。
ラワンベニヤ
ラワンベニヤとは、東南アジア原産の「ラワン」という広葉樹の薄い板(単板)を繊維方向が直交するように複数枚貼り合わせた板で、強度があり安価で加工しやすいため、建築下地、家具の裏板、DIY材料など幅広く使われる一般的なベニヤ板。表面はざらざらして木目が目立ちにくく、赤っぽい色味で、そのまま表面材として使うよりは下地材や塗装前提で使われることが多いのが特徴です。 ホームセンターでは「普通合板」と呼ばれていることが多いです。
針葉樹合板
針葉樹合板とは、スギ、カラマツ、ヒノキなどの針葉樹を原料とした合板です。強度と耐久性に優れており、建築物の構造材(屋根下地、壁下地、床下地など)として広く使われることが多い一方、木目や節が目立つため、素地やDIYにも用いられます。 また、キクイムシは針葉樹を食害することがないので、ラワンベニヤでなく針葉樹合板を選んで使う方もいます。
シナベニヤ
ベニヤ板仕上げといえば、なんだか安っぽいというイメージがどうしても抜けない方には、シナベニヤがお勧めです。節がほとんどない、シナの木をカツラ剥きしたものを表面にはっているので、木のナチュラル感じがしつつも、ツルッとした感じは高級感を漂わせます。
ヒノキ合板
最近は、国産桧の無節のものを表面に使ったベニヤ板、ヒノキ合板も登場していて工務店さんを中心に採用が増えています。シナベニヤよりは木目がしっかりしていて「いかにも木!」な印象なんだけど節がないので高級感もあるというお勧めアイテムです。ちなみにヒノキベニヤといわずに、ヒノキ合板という名前で呼ばれることが一般的です。
OSB
Oriented Strand Bordは略称。OSBは合板の一種ですが、製造方法と見た目、特性が異なります。 一般的なベニヤが薄い単板を積層するのに対し、OSBは木のチップ(削片=Strand)を向きを揃えて(Oriented)並べ、高温圧縮して作られるのが大きな違いです。見た目が独特で強度や気密性、加工性に優れ、DIYや内装の下地材、家具などに広く使われますが、水や湿気には弱いのは同様です。 「ベニヤ板」は薄い板を重ねたものを指す総称であり、その中でも特定の製法で作られたものがOSBと考えると分かりやすいでしょう。
まとめると、「仕上げには見た目の美しいベニヤ板+薄いもの」、「構造や家具には丈夫なベニヤ+厚め」が基本。これを覚えておけば、失敗しにくくなりますよ!
室内壁・天井・家具…ベニヤ板が活躍するシーン
ベニヤ板って想像以上にいろんな場所に使えるんです。住宅の内装に限らず、店舗デザインやイベントブース、オフィスの壁面などでも大活躍。シンプルなのに万能選手。
壁面では、コスパ優先の仕上げだとビニールクロスになりがちですが、比較的安価なラワンベニヤや杉の構造用合板を使うのは定番です。白壁だけだと味気ない空間も、ベニヤ板を一面貼るだけでぐっと温かみが出ます。
特にオイルステインを塗ったベニヤ板は色に深みがでるので、必ずしておきたい一手間です。
天井仕上げにもベニヤ板はおすすめ。連続する木目の流れが空間に奥行きを生んでくれて、ぐっと落ち着いた印象に。意外と天井って、視線がいくポイントなんです。
造作家具にもよく使われます。たとえばテレビボード、デスク、収納棚など。ベニヤの種類を変えることで、和風にも北欧風にもアレンジできるのが魅力なんですよね。
木口に板を貼る「大手貼り」という作業を行えば、ベニヤ板には見えなくなるので高級感が増すという裏技も。
実際に弊社でも、ベニヤ板を使った内装例は多数あります。写真もたっぷり掲載しているので、後半の「施工実例」のセクションもぜひチェックしてみてくださいね!
DIY初心者でも扱いやすいベニヤ板とは?
「初めてDIYに挑戦してみたい!」という方にも、ベニヤ板はぴったりな素材。軽くて加工しやすいので、のこぎりやカッターでも切れる種類があるんです。
特におすすめなのは、シナベニヤの薄手タイプ(4mm〜5.5mm)。表面が滑らかでケガをしにくく、木目もやさしいので、塗装せずそのまま使ってもいい感じに仕上がります。
加工には丸ノコやジグソーがあると便利ですが、小さいカットならホームセンターの「カットサービス」を利用するのもアリ。カット図を渡すだけで、キレイに仕上げてくれます。
初心者の場合は、最初から大きな家具に挑戦するよりも、小物棚や壁面パネルから始めるのがベター。組み立ても簡単で、失敗してもやり直しやすいんです。
「DIYが楽しい!」と感じられるかどうかは、最初の素材選びで決まることも。まずは扱いやすいベニヤ板からスタートして、ぜひDIYの楽しさを体感してみてくださいね。
ホームセンターで失敗しない購入方法
ベニヤ板はホームセンターでも手軽に買える時代ですが、選び方を間違えると「思ってたのと違った…」となることも。ちょっとしたポイントを押さえておくだけで、失敗をグッと減らせますよ。
まずチェックしたいのが板の反りやゆがみ。棚に立てかけられているものは、時間が経つと反ってくることがあります。なるべく平らで、歪みの少ない板を選びましょう。
表面の状態も重要。シナベニヤなど仕上げ用の板は、表面に大きな節やキズがないかをしっかり確認しましょう。同じ種類でも品質に差があるので、よく見て選ぶのがコツです。
スタッフさんにお願いすれば、必要サイズにカットしてくれる「カットサービス」を活用できます。事前に寸法をメモしていくとスムーズで、DIY初心者にもおすすめです。
価格もピンキリなので、複数の店舗を比較したり、ネットの在庫状況をチェックすることを忘れずに。
最近では、プロ向けのホームセンターもあります。工務店さんや大工さん、そのほかの工事業者さんも材料の調達にホームセンターを利用するので、ベニヤ板の山が荒れている場合は、業者さんたちがきれいなベニヤ板を選ってもってしまったあとかもしれないので、上から必要枚数取るのでなくて、一枚ずつ選ぶようにしたほうがいいです。
ホームセンター以外に材木屋さんに頼むという方法も
絶対、すべてを合板を手に入れたい場合は、ホームセンターさんよりも材木屋さん経由で合板を発注することをお勧めします。材木屋さんが、自身の目利きやお付き合いのある合板メーカーや商社さんにきれいなものをいれてと働きかけているので、ホームセンターよりも品質高いもので揃えてもらうことが可能です。ただし、費用が高くなったり、あくまでも生体由来の素材なので多少の品質のばらつきについては理解が必要です。
ホームセンターのトラック無料レンタルの注意点

直接関係ない話ですが、ベニヤ板が乗用車に乗らない場合にホームセンターさんのトラックを無料で借りられるサービスがありますが、多くの場合は自賠責保険しか加入していない、任意保険にはいっていないものがほとんどなので、事故を起こさないように運転にはご注意ください。大きな事故を起こしたときに自賠責保険だけでは賄えない可能性があります。
ベニヤ板の注意点:湿気・反り・下地処理など
便利で万能に見えるベニヤ板ですが、扱う上で知っておくべき「弱点」もあります。知らずに使うと後悔することもあるので、しっかりチェックしておきましょう。
まず一番の注意点は湿気に弱いこと。基本的に木材なので、湿度の高い場所では吸湿して反ったり、接着面がはがれやすくなったりすることがあります。
特にキッチンや洗面所などの水回りに使う場合は、耐水合板を選ぶか、防水処理をするのが鉄則。さらにそれらを直接水掛かりしないような場所につかうことが必要です。何も対策しないと、数ヶ月でボロボロ…なんてことも。
また、薄いベニヤ板は反りやすいため、下地のピッチを狭くするなどの工夫をするのが効果的です。下地がしっかりしていないと、板が波打つこともあります。
もうひとつの落とし穴は仕上げの処理。ベニヤ板はそのままだと表面が毛羽立っていて棘がささったりするところもあります。サンダー(やすり)で処理をすると格段にきれいに仕上がります。
オイルステインなどで塗装した場合、毛羽立ちますので、塗装後にサンダー処理が必要です。
美しいベニヤ板仕上げは、下地作業が重要
実はベニヤ板仕上げというのは、ベニヤ板一発で仕上げる場合は少ないです。下地には石膏ボードや構造用合板を使い、そこにベニヤを貼っていくのが一般的。美しく見せるためには接着剤+フィニッシュネイルで固定する必要があります。
コストを抑えるためのベニヤ板一発仕上げにするには、ビスや釘頭が見えてきます。
ベニヤ板を使った内装仕上げ実例集
ベニヤ板を使った壁仕上げの施工写真とポイント
ベニヤ板は壁の仕上げ材としても優秀で、特にシナベニヤや桧ベニヤは見た目も手触りもよく、ウッディな空間づくりにぴったりです。ここでは実際の施工写真をもとに、仕上げのポイントをご紹介します。
たとえば、リビングの一面だけをベニヤ板にして「アクセントウォール」的な表現も。白い壁と木目のコントラストが映えて、空間にリズムが生まれます。写真で見ると、一枚板のつながり感も魅力的。
ベニヤ板は基本的に塗装なしでもOKですが、自然系オイルやクリア塗装で木目を引き立たせるとより上質な仕上がりに。節あり・節なしで雰囲気も変わるので、板選びは慎重に。
実際の施工写真を見ていただくと、「ベニヤ=チープ」のイメージがガラッと変わると思います。本物の木の味わいを、手頃な価格で実現できるのが最大の魅力ですね。
ベニヤ板を活かした天井の仕上げ実例
天井って意外と目に入る場所なんですよね。そこに木目の美しいベニヤ板を使うと、一気に温かくて落ち着いた雰囲気になります。カフェ風の空間にしたい方に特におすすめです。
施工実例では、シナベニヤを天井全面に使ったリビングが好評。明るい木のトーンが空間全体をやわらかく包み込み、昼も夜も居心地のいい空間になります。
木目の方向をそろえると、天井がすっきり見えるのでプロっぽい仕上がりに。逆に変化をつけたい場合は、目地をずらした貼り方も味があります。
照明との相性も重要。ダウンライトや間接照明を使うと、ベニヤの表情がより引き立ちます。施工写真でも、光の当たり方で木目が美しく浮かび上がるのがわかります。
天井仕上げにベニヤ板を選ぶことで、空間全体の印象がグッと引き締まり、ナチュラルで上質な雰囲気に仕上がりますよ。










ベニヤ板×自然素材|調和する内装デザイン例
ベニヤ板は単体でも魅力的ですが、他の自然素材と組み合わせることで、より深みのある空間に仕上がります。特に漆喰やモルタル、無垢の床材との相性は抜群です。
例えば、壁は漆喰、天井にベニヤ、床は無垢フローリングという組み合わせ。色味をそろえることで、自然素材ならではの優しさと統一感が生まれます。
また、モルタルのグレーとベニヤの木目の対比もおしゃれ。少し無機質な素材に、木の温もりを加えることでバランスが取れて、飽きのこないデザインになります。
照明やアイアン、真鍮など異素材と合わせても面白い。ナチュラルモダンやヴィンテージテイストとも相性が良いので、幅広いインテリアスタイルに対応できます。
実例写真では、ベニヤ板が名脇役として空間を引き立てている様子がよくわかります。「素材を活かす」ことの大切さが感じられますね。



ベニヤ板を使った造作家具・収納の実例
ベニヤ板は壁や天井だけでなく、家具や収納づくりにもよく使われます。特に、無垢材よりも軽く、加工しやすいのでDIYにもプロの造作にも人気の素材です。
たとえば、シナベニヤで作ったオープン棚は、柔らかい色合いでどんなインテリアにも馴染みやすいのが特徴。キッチン収納やリビングのブックシェルフにも◎。
杉ベニヤや桧ベニヤを使った造作収納では、節の表情や木の香りが楽しめるのも魅力。和のテイストを取り入れたいときや、自然素材で統一したいときにおすすめです。
オフィスや店舗では、ベニヤで作ったカウンターやディスプレイ什器も人気。軽量なので移動しやすく、リニューアルもしやすいのがポイントです。
家具で使うときは、角の処理や表面の仕上げが重要。面取りやオイル仕上げを加えるだけで、グッと完成度が上がりますよ。






ベニヤ板内装でよくある質問Q&A
Q:ベニヤ板って反りませんか?
→はい、薄いものは反ることがあります。施工時にしっかり固定する、乾燥状態を確認することで反りを防ぎやすくなります。
Q:シックハウス対策は必要?
→F☆☆☆☆(フォースター)表示のベニヤ板を選べば安心です。が、対象品以外にも反応される方もいらっしゃるので、気になる方は事前に室内に持ち込んで試すなどの必要があります。特に室内用では必ず確認したいポイントです。
Q:塗装は必要ですか?
→無塗装でも使えますが、汚れ防止や木目保護のためにオイルやクリア塗装をおすすめします。DIYの場合も扱いやすい塗料が多数ありますよ。
Q:ホームセンターと専門店、どちらがおすすめ?
→手軽さならホームセンター、質にこだわるなら建材専門店です。仕上げに使うなら、表面の美しさを見て選びましょう。
Q:プロに依頼した方がいいの?
→仕上がりや安全性を重視するなら、やはり工務店などプロの施工が安心です。特に壁や天井は下地処理も大事なので、相談してみるのがおすすめです。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました!この記事では、「ベニヤ板とは?」という基本的な疑問から、種類・厚み・価格帯の違い、そして実際の内装事例まで、幅広くご紹介しました。
なんとなく身近な存在だったベニヤ板ですが、じつはとても奥が深く、空間デザインや素材選びの面白さがぎゅっと詰まった建材なんです。DIY初心者からプロの設計士さんまで、幅広い層に支持されている理由も、写真や実例を通じて感じていただけたのではないでしょうか。
ベニヤ板の魅力は、まず第一に「手軽さ」です。ホームセンターでも簡単に手に入り、カットサービスも充実。軽量で扱いやすいため、DIYでも安心して使えます。
そして次に、「表情豊かな木目」。ラワンやシナ、杉や桧など、それぞれ違った風合いがあり、使い方次第でインテリアの印象がガラリと変わります。
アクセントウォールや天井、造作家具など、実際の事例からもわかるように、アイデア次第でとても魅力的な空間をつくることができるんです。
一方で、ベニヤ板は天然素材ゆえの注意点もあります。反りや湿気に弱い面もあるため、使う場所や環境に合った処理や施工が大切です。
また、表面の仕上げや下地処理をきちんと行うことで、より長持ちし、美しく仕上がる素材でもあります。「安いから使う」のではなく、「ベニヤ板だからこそ出せる質感」を活かす視点が、これからは求められるのかもしれません。
本記事を読んで「こんな使い方もあったのか」「自分でも試してみたい!」と感じた方は、ぜひ気軽にベニヤ板を取り入れてみてください。
小さなDIYから始めてみるのもよし、本格的な内装リフォームで活用するのもよし。写真で紹介したような事例を参考に、自分だけの空間づくりを楽しんでくださいね。
最後に、プロの手による施工を検討中の方は、ぜひ信頼できる工務店にご相談ください。
当社でも、さまざまな素材を活かした施工事例を豊富にご紹介しています。ベニヤ板の良さを最大限に引き出した事例写真は、お客様からも非常に好評です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。素材の選び方から施工方法まで、しっかりサポートいたします!


