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奈良市きたまちの家。古材を利用して新築の家を建てる

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藤井厚二設計の建物を移築でなくて、古材再利用で本物のアンティークの家

奈良市内に新築したこの建物は、京都市吉田山で戦前に建てられた家の床板、天井板、建具などを譲り受けて新築した物件です。

材料を生かし取りした元の家はこちら。昭和9年(1934年)に竣工した建物だということでした。いろいろな事情で取り壊されることになり、当社のお客様が材料を生かし取りして新築をするということに。これ以前にもそのほかの物件で移築の相談にのっていましたので、構造材の歩留りと予算のバランスから今回は内装生かし取りでというコンセンサスが早い段階でお施主さんととれました。

新築なのですが、建物の雰囲気はまるで古い洋館のよう。栂の床板だけでなく、階段も元の家から持ってきたものです。

2階和室。ガラスの建具もオリジナルのものです。柱や梁は新しいもので、古色仕上げとしました。

玄関の下駄箱も元のお家から持ってきたものです。土間はお客様がご自身でフランス製のタイルを貼られるご予定。

襖もオリジナルのものを襖紙を張り替えて使用。

襖の手がかりも藤井厚二設計の住宅にあったもの。独特のデザインです。

白漆喰の代わりにコストコントロールのため、塗装仕上げの壁になっています。

階段の誂えは吉田山にあったときののままです。

 

こちらの家の、京都の解体様子から竣工までをまとめたブログ記事もよろしければお読みください

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昭和9年の家から生け取った古材をつかって新築

基本情報

建築地奈良県奈良市屋根板金
竣工年2018年外壁焼杉板、漆喰
内壁塗装仕上げ古材(栂)
構造規模木造軸組 2階建て
その他京都市吉田山にあった、藤井厚二設計の建物の内装材、階段、建具などを貰い受けた新築工事
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