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寒い部屋には断熱リフォーム! 古民家の寒さ対策、どこから手をつけよう!

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こんにちは。輝建設のコハラです。今日は、冬本番を前に寒い古民家の断熱改修の優先順位についてお話しします。

 

新築ではもはや寒い家なんて、、、というぐらい高気密高断熱をしっかりと施工する工務店さんが増えています。実際、仲間の工務店さんの建物の多くも温かいお家ばかりですし、当社の新築のお客様宅もあたたかーい。

 

が、古民家は、、、、いまも、、、冬は、、、まごうことなきほどにさ、、む、、い、、。

 

もう暗くて寒い家はいやっ!と解体して建て替えっという方もいらっしゃるかもしれませんが、いやいや、この家には愛着があって、そんな簡単には壊せませんという方には下のような順番で断熱工事をしていけばいいといいと思います。

 

部屋の寒さ対策に断熱リフォームするときの、部位別優先順位をお教えします

 

今回は、フルリノベでなくて、部分、部分でやっていく場合の順番です。

 

1)窓

2)床

3)天井

4)壁

 

1)「窓」の寒さ対策こそ、寒い部屋で一番最初にすること

ここはまず、真っ先に手をつける場所!古民家の木製建具なら入れ替え、もしくは二重窓(内窓)を取り付けるという方法もあります。とにかく、窓がシングルガラスだと外気温連動のちべたい、ちべたい冷気が家のなかに入ってきやすいです。

 

また、窓周りは隙間も多いので窓を改修工事するときにその隙間をなくす工事も一緒にしてもらいましょう。ずいぶん暖房の効きがよくなりますよ。

 

ちなみに、古民家に二重窓を入れたブログが最近うちのブログで一番人気です。

内窓(二重窓)を寒い古民家に。プラマードU取付(インプラスも可)!防音効果も期待。大きな内窓はDIY難しいです

 

 

2)「床」は直接体に触れるので断熱したい! 比較的工事しやすい! DIY隙間対策も有効。

フルリノベであれば、床組をやりかえるので必ず断熱材を入れます。が、床めくらずに断熱材施工となると、、、既存の床組みはガタガタのことがほとんどなんで、グラスウールやスタイロフォームなどの充填には適していません。

 

吹き付け系の断熱であれば、ガタガタ下地でもなんとか断熱工事可能です。ただし、施工しにくい場所なので施工精度の問題とそもそも断熱工事をしてくださる方を見つけるのがなかなか大変かもしれません。当社も以前お付き合いある断熱工事屋さんはしてくれたのですが、その方が廃業されてから床下に潜って吹き付け断熱してくれる方がなかなか見つかりません。

 

が、床をめくらずに断熱できる可能性を秘めているので断熱施工に詳しい工務店さんをみつけてその工務店さんに床下で吹き付け断熱やってもらえるか相談してください。断熱材の充填するお金ない〜とお嘆きの方は、畳を上げて、床板の隙間などをコーキングで埋めるだけでもとりあえずやっておきましょう!隙間風をへらすだけもほんちょっとぐらいはましになります。

 

3)「天井(屋根)」はなかなか大変です

天井裏にグラスウールや吹き込み系断熱材をブローイングするのが一番きれいに施工できそうですが、昔ながらの和室の竿縁天井ですと隙間だらけなので隙間から断熱材が落ちてきてしまいます。また竿縁天井の天井板ってすごーく薄いので断熱材の重みに耐えられないかもしれません。下地も超華奢ですし。

 

しかし、もしも天井が昭和感満載の石膏ボードやプリント合板などであれば、天井下地がしっかりしていれば、吹き込みできるワンチャンスあるかもしれません。天井がなくて、2階床が1階の天井になっていたり、屋根の野地板が見えている場合であれば、天井下地をしてその隙間に断熱材をいれるのはわりとたやすい工事だと思います。

 

その際、必ず気密シートをはってもらって屋内の熱気が逃げないようにしてもらってください。

 

 

4)「壁」は取り合い多くて、意外に断熱材充填が超大変です!

壁が一番最後になるのは意外と取り合いが多いからです。窓や天井、床などなど取り合うところが非常に多い。また、断熱施工は壁の外か内か問題があります。どちらに施工するにしても大体、古民家らしい柱が見える壁でなく、大壁と言われる施工性と工事費用から柱がないような仕上げになりがちです。

 

古民家の土壁の場合、柱との間に隙間がある場合が多いので断熱工事まで予算が回らなければ、左官屋さんに隙間を埋めてもらいましょう。左官屋さんにお金がまわらなければ、工務店の現場監督さんに別途費用で発泡ウレタンなどを充填してもらいましょう!(上の写真のような感じ)

 

 

古民家は断熱の前に気密! 隙間埋めないと、ダウンジャケットきて前のファスナー全開の状態です

断熱工事の順番の理由をかなり端折りながら説明しましたがまたそれぞれ詳しく説明していこうと思います。全ての項目の最後にス・キ・マについて書いていますが、古民家の隙間埋める工事は断熱材いれるよりも安くてある程度はセルフでもできますし、重要な工事です。900フィルの超高級ダウンジャケット着ていても、前のファスナーと、脇の下のベンチレーションのチャック全開ではその性能が発揮されません。

 

気密というのはそういうものなのです!

 

そのへんの話はまた今度。

 

(2019/12/15のメルマガを加筆・再編集しました)

 

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