CASE施工事例

羽曳野市の古民家再生(2016年)

    Last Update : Sep 12th Tue, 2023

    家の傾きを是正しました

    築年数不詳ながら、様式からすると明治以前に立てられたであろうことが推定されるこちらの古民家。長年の傷みや台風、地震などにも耐えてきたお家です。建物が部分的に歪んでいたりしたので、それらを是正してほしいとのご要望でした。

    写真はスケルトンまで解体したところです。

     

    壁や床板を外して、骨組みだけにすることで家を動かしやすくなります。骨組みとなる柱梁ですが、特に床下の足固めと言われる部材が劣化していることが多いです。シロアリによる食害、雨漏りや水漏れなどによる腐れ、過去のリフォームなどによる部材の切断などで創建時の緊結された状態が保持されていないことが多いです。

    傷んでいるところは適宜、柱の足元に足固めといわれる部材を再度いれます。

     

     

    傾きを起こすのに使うチェーンブロックやジャッキ活用します。チェーンブロックを使用するには固定するため場所にそれなりの重さが必要です。周辺に懸けれるものがなければ、コンクリートを1m3程度打設します。

     

    チェーンブロックにテンションを懸けて、少しずつ動かしていきます。

     

     

    少しずつ斜めになっていた柱が戻ってきます。が、柱は梁や足固めとつながっているので、一つのはしらが動くと連動して他の柱も動きます。すべての柱梁が90度ぴったりにならないので、数カ所のチェーンブロックやジャッキなどをつかいながら、最大公約数的なところを探って、そこで固めます。

     

     

    既存の柱や梁組などが欠損などで、しっかりと留まらない場合は脱落防止のため、金物にてそれぞれを互いに留め付けて緊結します。

     

    竣工写真

     

    駐車場の工事もさせていただきました

    駐車場の傷んでいた梁や下屋、シャッターなどを修理させていただきました。

    基本情報

    建設地大阪府羽曳野市築年数不詳
    竣工年2015年改修設計輝建設設計部
    屋根既存瓦外壁本漆喰
    内壁土壁杉板、畳、瓦タイルなど
    その他駐車場も改修工事した

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