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古民家再生リフォーム 土壁の解体 DIYでやると時間と費用どれだけかかる?

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輝建設のコハラです。

現在、古民家再生工事中の長浜の現場で、解体工事で残っていた土壁を2枚、解体業者さんに頼まずに自分で解体してみました。DIYで古民家再生している方々の、工事の計画の時間と費用の参考になればと思います。

 

解体DIYの道具

まずは解体に使用した道具を紹介します。

 

カケヤ。写真上の道具です。大きな木槌です。先端部分の重さと長い柄からうまれる遠心力(スピード)で解体部分を叩き壊す時に使います。カケヤでなくても、鉄の大ハンマーでもよいです。ご家庭にある、釘を打つようなとんかちや、ハンドハンマーだと作業が全然進みません。ホームセンターなどで5000円ぐらいで販売されています。あれば、必ず役立ちます。

 

大バール。写真下の大きな釘抜き。解体部分を引っ掛けておとしたり、むしったり。もちろん釘を抜くのにも使います。価格は4000円ぐらいから。

 

電動丸ノコ。全解体でなく、もともとある柱や梁などを活かしながら全面改装する古民家位再生では、床板や下地板などを任意の場所で切り落とさなければいけないことが多々有ります。作業の時間短縮と疲労軽減させるためには、必要な道具です。

 

しかし、使い慣れていない解体作業で丸ノコを使う場合、大きな怪我をするリスクが高いです。作業台の上で木を切るような作業がしやすい状態でない、壁や床板、天井板など不安定な状況で丸ノコを使う場合が多いため、取り扱い要注意の道具です。

 

普段使っていないのであれば、使わないほうがいいと思います。作業に時間はかかりますが、怪我をしたら元も子もありません。手鋸ですこしずつ切る事をお勧めします。

 

ホームセンターなどのプライベードブランド品などであれば、6000〜7000円程度から販売されています。

 

作業当日持って行かなかったのですが、写真のレシプロソーセーバーソーといわれる電動ノコギリを持って行けば作業がもっと早かったかもしれません。丸ノコより取り扱いやすいと思いますが、普段使っていない電動工具は怪我のリスクが常に付きまといますので、ご注意ください。電動工具メーカー製のもので、インターネットなどで25000円ぐらいから販売されています。

 

上記の電動工具などは、購入しなくてもホームセンターさんなどで貸し出ししている場合もあります。いきなり購入して解体作業に挑戦せずに、なにか安全な足元の確保できる作業場で一度トライしてから解体現場で使うかどうかを検討されたほうがいいです。

 

 

最後に、あればよかったと思う道具の紹介。解体業者さんなら必ずもっているバチと呼ばれている道具。先端部分が細身の鍬のような形状をしています。鍬の歯の反対部分でカケヤのように叩き壊すこともできますし、大バールのように解体部分をひっかけたり、削ったりすることができます。通常は解体作業は、解体業者さんにするのでこの道具はもっていませんでしたが、これがあれば、ひとつですむかもしれません。価格は5000円以上するようです。

 

 

大規模な古民家再生リフォームは解体からはじまる

今回、DIYで解体したのはただいま工事中の長浜の古民家再生工事の現場。現在は、大工さんの下地工事中ですが、解体業者さんの工事期間に作業が間に合わなかった土壁がありました。

 

表面の仕上げは解体業者が撤去してくれていました。大工さんが周辺工事に取り掛かる前に写真中央の土壁を撤去しなければなりません。柱の芯から芯まで約1m。足元から梁まで約2m80cm、だいたい2.8m2ぐらいの面積の壁です。

 

 

まずはタイルが貼られていた木下地を撤去しました。大きなバールなどで15分ぐらいですべて取れました。(作業時間計:15分)

 

次はメインの壁土の撤去です。大バールで少し削ってみました。竹小舞と言われる下地がみえてきました。削るのに1分。バールなどで削り落とせば良いと考えていましたが、建物内部の土壁で風雨にさらされていないので、仕上げのジュラク(キラキラしてる表層部分)や内部の中塗り、荒壁部分はまだまだしっかりとそれぞれが繋がっている感じ。

 

古いものなので土壁の状態がわるくて、バールで簡単に削り落とせるのでは考えていましたが、お持ったよりも時間がかかりそうでしたので、カケヤといわれる大きな木槌でたたき落とすことにしました。

 

この面の裏側からたたくこと20分。これぐらい落ちました。

 

壁土をアップでみると、、、それぞれがしっかりとひっついているの、わかりますか??

 

掃除がしやすいように床にはブルーシートをしいておくことをお勧めします。あと、マスクは必ず!

 

小一時間ほど叩き回って、壁土が全部落ちたところで竹小舞の全貌があらわに。(ここまで作業時間計:約1時間15分)

 

竹を縦横格子状にして縄を絡めてまとめています。竹小舞をかく(編む)前に柱間に貫(ぬき)といわれる木の横桟がわたされています。

 

解体とは関係ありませんが、土壁下地となる竹小舞は完成後、柱の間でふわふわしないように貫などに縄をまわしたりするだけでなく、間渡し竹(まわたしたけ)といわれるものが竹小舞の上下左右、外側から2本目や3本目のものが柱や梁に突き刺さっています。

 

上の写真だと右側2本目だけが竹小舞の上部の構造材に刺さっているのが見て取れますね!

 

竹小舞や抜きは、電動丸ノコで切ってむしりました。だいたい20分ぐらい。(ここまでの作業時間計:約1時間半)。2,8m2の土壁を撤去するのに、解体のプロでない私がかかった時間は1時間半ぐらいでした。このあと、約1m2ほどの土壁を30分ほどで落としました。

 

2時間で土壁1.5枚。。。。。悪くない!?のかな、、、、、、??

 

 

解体ゴミの運搬がけっこう大変

解体はおもっていたよりも早く終了でしたが、ゴミが上の写真ぐらいでました。

ホームセンターで売っている、土のう袋30袋ほどを使って屋外に搬出。まんたんにいれると重たくなって運ぶのが大変なので、半分ぐらいしか入れていません、ひとりで10mぐらいのゴミ搬出に30分ほどかかりました。作業時間計:2時間)

 

そのあと、掃き掃除が15分ほど。(作業時間計:2時間15分)

 

トラックへの積み込みが15分程度で、総作業時間がだいたい2時間半程度でした。

 

古民家の土壁をDIY解体、ゴミの処分費は??

15分ほどえっちらおっちらと積み込んだ解体ゴミは、トラックの荷台に約1.5m2ぐらいになりました。今回のゴミは、竹や土などを一緒くたに持ち込む、混載という扱いで産廃処理業者さんに今後の処分をお任せします。混載という形であれば立米あたり、最低10000円以上になると思います。

 

直接持ち込みでも処分費だけで20000円近い値段になります。そのほか、DIYですと運搬コストなども発生します。トラックのリース料やガソリン代などといったところでしょうか。

 

業者さんに依頼するよりは安くなると思いますが、電動工具以外の基本道具を買い揃えるとした場合、下記程度の費用が土壁2枚の費用として必要のようです(全て税別)

 

軽トラレンタル 6時間 6000円
ガソリン代 10km往復。燃費10km/Lとして試算。150円*2リットル 300円
解体バチ 1本 5000円
土のう袋 50枚入り 500円
ブルーシート 3.6m*5.4m 400円
解体処分費 10000円/m3*1.8m3 18000円
合計(税別) 30200円

 

作業時間は2時間半程度でしたが、電動工具を使わないとなると1時間ぐらい追加して3時間半ぐらいかかるといった感じでしょうか。本職がやると1時間ぐらいで終わるのではないかと思います。が、解体作業費や運搬費などが加わり、上記の費用にもそれぞれ請負会社の営業コストや利益などがOnされるので値段があがります。

 

自分でやったほうがいいのか業者さんに頼んだほうがいいのか、予算や工期、安全面のリスクヘッジなどいろいろな要因がありますがこれからDIYで土壁を解体することを検討されている方の参考になれば幸いです!

 

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