吉野杉の立ち木を買って家づくり
吉野杉を山から直接買っています
日本の林業は奈良県吉野で500年前に始まりました。以来、吉野の地にて育てられた杉の木は「吉野杉」と呼ばれ、その品質は広く世に知られています
輝の家で吉野杉を最初に使ったのは12年前。杉のフローリング材でした。それ以降、吉野杉を使った構造材の一部や板材などを購入してきました。が、それはすべて製材所さんを通じてでした
しかし、6年前、とある森林認証の勉強会をきっかけに吉野の林業家、清光林業の岡橋社長と知り合い、清光林業さんの山で伐った木を構造材、下地材、内装材につかわせていただけるようになりました。打ち合わせ段階で吉野杉で家を建てられることを決められたお客さまには、ご自身の家で使う木の伐採現場も立ち会っていただいています。
新月伐り
新月の夜に伐った木は腐りにくく、割れにくく、早く乾燥する
お客さまに自分の家につかう木の伐採を見ていただくこともできると書きましたが、その伐採は12月の切り旬といわれる時期の新月の頃にしています。
数年前にオーストリアの林業家、エルヴィン・トーマ氏が自身で実践している新月伐採の研究について発表しました。オーストリアの言い伝えに「新月の夜に伐った木は腐りにくく、割れにくく、早く乾燥する」ということばがあるそうです
トーマ氏は実際に新月の日に伐った材木を使った家づくりを行ない、ドイツの大学などで研究を重ねているうちに、木の内部の水分が新月の夜は少ないようだということを報告しています。
当社では清光林業さんのご協力を得て、輝建設お客様分の伐採については新月伐採にてお願いしております。そのため、建築時期がうまくあうお客様については自邸で使う木の伐採をご見学いただけるというわけです
山で伐採した木は、乾燥させるために3ヶ月ほど山に放置します。この作業をは「葉枯らし」と呼び、葉っぱからの蒸散作用にて乾燥を進ませます
伐採の際は、切断面より水気を吸わせてはいけないため、地面につかないように切り株の上にうまく載せるように倒します
天然乾燥
昔ながらの乾燥方法
こうして山より降ろされてきた材木は製材所にて「粗挽き」といわれるおおよその大きさに製材されます。そして、その後、桟組みされて2年ほど天然乾燥させています
天然乾燥することで重油を燃やさずに木を乾燥させることができます。現在、日本国内にある木材乾燥機は重油を燃料としています。もちろん、CO2が……。少しでも地球に優しいことをしたいと考えて、当社では天然乾燥という取組みをはじめてみました
(余談ですが、重油を使わずに製材時に余った木っ端を燃やすバイオマスエネルギー乾燥庫、太陽熱を利用したOMソーラー乾燥庫など、持続可能なエネルギーを使ったものもあるみたいです)
2007年、大阪府箕面市で新築をしたのを皮切りに構造材から下地材、内装材まで清光林業さんの山から出た材料で建てられた家が建っていきます。すでに昨年、一昨年冬に新月伐採をした材木を天然乾燥させて頂いているお客様が何組かいらっしゃいます

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